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写真と短歌と日常と。
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三宅島では、渡り鳥を含めると250種以上もの野鳥が観察されているそうです。その中には、国指定の天然記念物となっているアカコッコ、イイジマムシクイ、カラスバト、カンムリウミスズメもいます。たった一周40kmの島のなかに、それだけ多くの、珍しい野鳥がいるのです。それは、人間と鳥の距離が近いということを意味しています。そのことは島に降り立った途端に分かるでしょう。島のどこを歩いていても、何種類もの鳥の鳴き声が聞こえてくるのです。

 ところで、今回は、カミキリムシの写真をご紹介します。

ゴマダラカミキリ


 ゴマダラカミキリです。
 アカコッコを追っている最中に発見し、撮影しました。ゴマダラカミキリを見たのは、何年ぶり、いや何十年ぶりでしょう・・・どんなに思い出してみても、少年の頃の記憶しかありません。どうしてなのでしょうか。それは、草むらや物陰に身を潜めて生きている小さな虫たちの世界に、目を向ける少年の心を忘れていたらかもしれないなあと思いました。パッと目に飛び込んでくるものばかりを追いかける人生ではなく、よく目を凝らさないと見つけられないものを見つける人生をじっくり生きることが大事かもななんて、久しぶりのゴマダラカミキリとの再会を果たして感傷に浸ってしまいました。

 それにしても、ゴマダラカミキリは、かっこいいですねえ。銀杏♂は昆虫少年でした。夏になると昆虫採集キットを買ってもらい、虫かごや網をもって、昆虫探しに勤しんでいたことを懐かしく思い起こします。一番のヒーローはタマムシ、二番目はミヤマクワガタ、三番目はカブトムシ、四番目はノコギリクワガタ、五番目がシロスジカミキリ、六番目がヒラクワガタ、七番目あたりがゴマダラカミキリかな。ゴマダラカミキリの番付がそう高くないのは、わりと簡単に見つけることができたからです。一番のザコは、カナブンとかカメムシ(あの臭いヤツ)ですね。あっ、ということは、すぐに目に飛び込んでくるものばかりを一生懸命に追いかける人生ってのは、カナブンとかカメムシを追いかける人生で、よく目を凝らしてじっくり生きる人生ってのはタマムシとか、ミヤマクワガタを追いかける人生ってことですね。

  昆虫少年の腕白ぶりを思いながら、銀杏♀が詠んでくれました。


   遠き夏ラムネいろの息弾ませて少年言ひき「カナブンは雑魚」  

   注射針で昆虫殺めし少年の怯まぬ指先夜々われに触る

                                  銀杏♀

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プロフィール
HN:
☆銀杏★
性別:
非公開
趣味:
サイクリング、写真、読書、自然観察、短歌、温泉、狩猟採集、筋トレ(冗談!)
自己紹介:
まったりと趣味を楽しんでいる銀杏♂♀です。どうぞよろしくお願いします。
プロフィール画像の銀杏は、昨年、某神社にて採取したものです♪色々な場所のイチョウの樹を見て回りました。殆どが収穫された後で「銀杏なし」状態でしたが、執念でまだ実の残っている樹を探しあて、夜間に懐中電灯片手に収穫してきました。見た目、怪しい人(笑)
お店で販売されているものに比べて小ぶりでしたが、採れたてで新鮮だからでしょうか、とっても甘くて美味しかったです。
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